舌癌 stage4 体験記

ある日突然舌癌を宣告された夫と、夫をとりまく愉快な仲間達のブログです。

2019/5/30 告知

 いつになく早い時間に職場から帰宅した夫。


早くても20時、平均すると21時頃帰宅するのが常なんですが。。。




早く帰宅できた日は、ゴルフの練習に行く、という習慣があったので、
きっとその日もそうであろうと思っていると






「コーヒー淹れて。」


「ちょっと、ここに座って。話がある。」




深刻な表情で私をリビングに座るよう促してくる夫。









何だろう・・・・・?



時々口にしていた「仕事を辞めたい」件かな・・・?





そんなことを心の中で予測しながら


黙ってコーヒーを淹れ、椅子に座りました。








「わし、舌癌の疑いがある。」










今にも崩れ落ちそうな気持ちを必死に堪えているように見える夫。




この先の諸々の不安、


生命の危機に直面する恐怖、



とにかく不安でしかなかった。




それを伝えてくれました。






私は、その崩れそうな夫に


「え?.


まだ”疑い”よな?



そんなに深刻にならんでもいいんじゃないん?」



と普通に応えましたが、





その時点で、


様々な検査を終え、


「舌癌の疑い」は「疑い」ではなく


「確定」だったと思うんです。




その日、最後のMRI検査をし、あとはその結果を待つのみ、


という状況でしたので。







夫は、その数週間前から、


身体のあちこちに不調を訴え、


心臓が・・・


とか


血圧が・・・


とか


口内炎が・・・・・・



と、いろいろな病院を受診しているようでした。





私は、病院が嫌いなので、


少々の不調は”寝たら治る”という


自然治癒力をとても尊重した生き方をしています。





なので、


夫の不調に関してもそれほど気にすることもなく、


「気になるんだったら、お医者さんに診てもらったらいーが。」


と、本人が納得する方法を選んでもらっていました。




これまでにも、


体調不良のとき、夫は自主的に受診し、


投薬された薬を飲んで落ち着く、という感じで何事もなく生きてきました。





が、


今回は、不調を訴え続ける必要があったのでしょう。



心臓も血圧も検査結果は”異常なし”でしたが、


最終的に、「口内炎が治らない」と


口腔外科を受診し、


ようやく”舌癌”が発覚しました。








■編集後記■


「これからどうなるんだろう・・・」


と言うよりは、



「ホントに”癌”なん?何かの間違いじゃろ?」




と、


夫の突然の癌告知を、


俄かに信じられない私でした。




なぜなら、



ご飯はモリモリ食べる、


普通に勤務する、


このクソ暑い季節に、平気でゴルフをする・・・



まるで病人とは思えない


むしろ私よりも健康的なんじゃないかぃ?



と思えるような生活をしていたから。



しかし、


この宣告を受けてから


”眠れない”日々が続くことになりました。夫はね。




あ、申し訳ないですが


私は快眠です。